5年間で250万ドルを稼いだ20世紀最大の詐欺師の自伝的小説!『世界をだました男』【読書屋!】
どうも、ケスイケリーガです
16歳から21歳までに250万ドルを稼いだ20世紀最大の詐欺師フランク・アバネイルの自伝的小説『世界をだました男』の紹介です!
フランク・アバネイルとは
フランク・アバネイルって誰?と思う人がほとんどだろう
彼は20世紀最大の詐欺師といわれている人物だ
なんと16歳から21歳の5年間で偽造小切手と身分詐称の手口で250万ドルを稼いだ男だ
全米50州に加え26カ国の警察から終われながら、世界をだまし続け自由に理想とする生活を送っていた
最終的に、逮捕されてしまうが、その後は詐欺対策コンサルタントとして名を馳せ、FBIとも長年の協力体制にある人物だ
邦題がいい!
完全に個人的な好みだがタイトルの邦訳がすごくいい
英文のタイトルは「Catch Me If You Can」。
直訳すると「俺を捕まえてみろよ、もしできるならな」といったところ
このタイトルを「世界をだました男」という訳にしたのはとってもいい
事実、彼は世界中を騙し続け、金を稼ぎまくったのだから
たまに、邦題タイトルが残念すぎるものがあるが、これはとっても素敵です
この本はどんな内容?
フランク・アバネイルの自伝的小説なので、彼が詐欺師として活躍していた時のことが中心に書かれている
結果だけみると5年間で250万ドルを稼いだとあるが、その5年間の稼ぎ方には様々な工夫がなされる
その工夫や手口が彼本人から描かれるわけだから、非常にリアルでスリルがある
失敗やピンチももちろんあって、それをどう乗り越えてきたかも本人だからこそ書くことのできる
そもそもが詐欺と警察の追っ手から逃げる日々という非日常的なことがテーマなので、読みものとしても全然飽きることなく読むことができる
現実は小説よりも奇なりとは良くいったもので、フィクションがなしでこんなにストーリーとして成立してて読んでいてワクワクさせられるものもそんなに多くないだろう
犯罪であるはずの詐欺師がカッコよく、また憧れさえ抱くほどに描かれるオススメの小説です!
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